プロクター・アンド・ギャンブル(PG)銘柄分析

銘柄の特徴

世界最大の日用品メーカー。多彩なブランドを世界に展開しています

2020年7月18日更新

 プロクター・アンド・ギャンブル(PG)企業概要

世界180カ国で製品を供給しています。パンパース、アリエール、ファブリーズ、ジレット、パンテーン、SK-II、ブラウンなどの多彩なブランドを所有しています。63年連続増配も記録し、株主還元に積極的です。

  • 業種分類:家庭用品・パーソナル用品
  • 採用インデックス:ダウ30,S&P 100,S&P 500、ラッセル1000 ,S&P グローバル100
  • 従業員:97,000名
  • S&P 格付け:AA-

売上高内訳

2019年割合概要
Fabric & Home Care33%洗濯用洗剤、台所用洗剤
Baby, Feminine & Family Care27%乳幼児用紙おむつ、生理用品、ペーパータオル
Beauty19%ヘアケア、スキンケア用品
Health Care12%口内ケア、ヘルスケア用品
Grooming9%ひげそり用品

家庭内用品が主力です。2019年にひげそり用品を減損処理しました。メルクから消費者部門を買収してヘルスケア部門の割合が増加しています。

エリア別内訳

2019年アメリカ国内
北米45%
ヨーロッパ23%
アジア、太平洋10%
中華圏9%
インド、中東、アフリカ7%
ラテンアメリカ6%

北米、ヨーロッパ市場が中心です。

決算状況

以下、データはモーニングスターからです。

売上 利益状況

売上高は不採算ブランドを売却している事もあり減少傾向です。直近ではジレットを減損処理して純利益を減少させています。

キャッシュフロー

営業キャッシュフローは安定しており現金を稼ぎ出しています。フリーキャッシュフローも潤沢です。営業キャッシュフローマージンも20%前後で安定しています。

1株利益、配当

EPSは減損処理やブランドの売却、買収もあり安定してませんが利益は出してます。連続増配中なのでDPSは年々増加してますが配当性向は高めです。

投資パフォーマンス

2010年6月末から毎年12月末に1,000ドル投資した場合のパフォーマンス。配当金はすべて再投資しています。ただし配当金の税金,購入手数料は考慮していません。(データはyahoo financeより)

累計投資金額 1,000ドル×10回 =100,000ドル

評価金額 109.65ドル×149株 =16,337.85ドル

投資金額に対して10年間で約1.6倍になりました

投資指標

株価情報 (SBI証券より)

  • 2020年7月17日 株価 125.63
  • 52週高値 128.09
  • 52週安値 94.34
  • 予想PER 25.61807
  • 予想配当利回り 2.535%
  • 予想ROE 25.093%

直近決算状況 (2019年Q3)2020年4月17日発表 

売上高 (予想はGoogle finance より)

予想172.93億USD実績172.14億USD差異-0.46%

1株利益  (予想はGoogle finance より)

予想 1.13USD 実績1.17USD差異3.54%

前年比売上高は5%増、EPSは8%増加です。特に、新型コロナウイルスの影響により、北米、ヨーロッパでは買い溜め等により消費者需要が高まり売上増加しましたが、アジア市場では小売店が閉鎖されて販売数量が減少しました。

10年チャート、1年チャート

2018年までは停滞してましたが、それまでのレンジをブレイクして急上昇しました。コロナショックでも下落幅は大きくありませんでした。

 この1年、コロナショックで一時下落しましたが、ショック前の水準に戻っております。25週移動平均も、もう少しで上向きそうです。5週平均線は25週線をゴールデンクロスして高値更新も見えてきました。

統括

アリエールやファブリーズなど有名ブランドを多数もっています。化粧品SK-IIもP&Gです。妻が過去使っていたので高級品である事は知っています。ただしブランドの入れ替えも頻繁で14年にペットフードのアイムス、16年にはウエラなどの美容ブランドを売却しています。P&Gのブランド戦略は有名なので、入れ替えも概ね成功しているようです。

逆に考えると、ブランド力はありますが、製品がコモディティー化しているので、他社との差別化は難しいのかなぁと思います。よっぽどこだわりがなくれば、髭を剃るのに、「ジレット」と「シック」を使い分ける人はいるのかなぁ?と思います。洗剤も「アタック」と「アリエール」の差別化は難しそうです。

生活必需品なので不況には強いと思いますがどうしてもP&G製品でなくてはダメではないのでそこは注意が必要だと思います。

最高値付近にありますが、PERも25倍前後、予想配当利回りも2.5%前後で指標的には割高感も割安感もありません。

ブランド力はあるが製品がコモディティー化しているので業績を注視。

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