売上より利益が大切!!そもそも利益とは何か?

売上より利益が大切と仕事でも株式投資でも聞くけど、

そもそも利益もいろいろあるけど、どうやって求めているのかな?

この記事で得られる事

仕事や株式投資する上でもよく聞く「利益」。その利益の本質がわかります。

株主投資歴12年。経理職20年の私が解説します。

売上より利益が大切

例えば個人経営のAさん。毎月の売上高は100万円あります。一見すると毎月100万円ならば年商1千万円を超えるなぁ。と羨んで思ってしまいます。

でも毎月掛かる経費が110万円だとするとどうでしょう。手元のお金がどんどん無くなりますね。

逆に毎月掛かる経費が30万円だとすると、手元にお金がどんどん貯まっていく計算になります。

よって、ビジネスでは売上より利益が大切です。

以下、決算書の損益計算書に出てくる利益の種類を解説していきます。

たくさんの利益が出てきますが順を追って説明します。

図に表すと下記の通りです。

文房具屋さんを例として解説します。

売上総利益とは

売上総利益とは売上高から原価を引いた利益です。ビジネスでは粗利といいますね。

売上100円で文房具の仕入代金(売上原価)50円の場合、売上総利益50円(粗利50円)粗利益率50%ですね。

参考までに、文房具メーカーでしたら、売上原価には原材料費、製造する時にかかった電気代、製造した人の人件費が売上原価になります。

会計的に書くと

売上高100円 - 売上原価50円 = 売上総利益50円 となります。

営業利益とは

営業利益とは売上総利益(粗利)から販管費を引いた利益です。

主な販管費とは「販売費および一般管理費」の総称です。具体的には下記のとおりです。

  • 給与、賞与 :従業員に支払う給料や賞与
  • 法定福利費 :健康保険料や厚生年金などの会社負担分
  • 広告宣伝費 :商品や会社の広告費用やセミナー開催費用
  • 旅費交通費 :出張時の交通費や宿泊費
  • 賃貸料 :オフィスや工場を借りた場合の家賃
  • 減価償却費 :資産の価値減少分を費用化するもの
  • 開発研究費 :新商品開発費用や既存の商品を改良するのにかかる費用

上記のように商売をするのに必要な費用です。

販管費が10円の場合計算式に書くと

売上総利益50円 ー 販管費10円 = 営業利益40円 となります。

経常利益とは

経常利益は本業以外で獲得した収益(営業外収益)を加算して、本業以外で支払いをした費用(営業外費用)を控除して計算します。

本業とは会社の「定款」に記載されている業務です。例えば文房具屋さんならば「文房具の仕入販売」が本業になります。

本業以外の収益とは、例えば株を保有していて配当をもらった場合や、駐車場を貸していて家賃収入があった場合などです。費用としては、銀行への支払利息や手形の割引料が、営業外費用になります。

先ほどの文房具屋さん、株の配当金5円あり、支払利息が1円の場合、営業外損益は4円になります。

計算式に書くと

営業利益40円 + 営業外損益4円 = 経常利益44円

税引前当期純利益とは

税引前当期純利益とは、会計年度に発生したすべての利益と損失を加算して算出します。

毎年発生しないような特別な利益や費用を考慮します。

例えば、土地を売却して得た利益や、リストラ費用です。

例えば、文房具屋の支店を閉鎖して費用5円掛かり、店舗を売却して6円の利益を得た場合。

計算式に書くと

経常利益44円 + 特別利益1円 税引前当期純利益45円

当期純利益

税引前当期純利益から法人税等の税金を差し引いた利益です。

法人税等22円支払いをした場合、計算式に書くと

税引前当期純利益45円 - 法人税等22円 当期純利益23円

どの利益が大切か

一般的に日本では会社を評価する時には「経常利益」を使い評価します。株式投資でもビジネスでも会社が継続的にいくら稼いでいるかが大切ですね。又、本業で継続的に稼ぎ成長しているか?をチェックするのに「営業利益」も大切です。

株式投資家は「純利益」を重視します。最終的な利益が、配当や自社株買いの原資になるからです。

そして利益額だけみても良くありません。売上規模や事業規模に見合った利益を上げられているか?検証する必要があります。

また、業界によって利益率も変わってきます。

実際の損益計算書

以下、実際の損益計算書を見ていきます。

まずは高配当で人気の三菱商事「卸売業」です。商品を仕入れて販売するビジネスモデルです。

よって、売上高(営業収益)は大きくなりますが、利益率は小さくなります。

売上(営業収益)14,779,734百万円 営業利益357,899百万円 営業利益率(2.4%)です。

同じく高配当で人気のNTTドコモ「通信業」です。主にサービスを扱っています。

よって、利益率は高くなります。

売上 4,651,290 営業利益 854,650円 営業利益率(18.4%)です。

このように業種によって営業利益率は変わってくるので注意が必要です。

具体的な利益の数字の使い方は順次紹介していきたいと思います。

LINE証券ならば日本株に1株から投資できます。

損益計算書の利益の意味を勉強して株式投資はいかがですか。

LINE証券

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です