2025年6月無料がん検診での最初の発見<希少がん>
無料のがん検診が受診のきっかけに
きっかけは、2025年5月に市役所から届いた、がん検査案内のハガキでした。私が住んでいる市では、40歳以上はがん検査を無料で受診できます。
約10年前にピロリ菌が胃の中に存在しないことを検査で知っていたため、胃がんにならない自信はありました。しかし、無料であること、ついでに前立腺がんの検査も無料で受けられることから、受診を申し込みました。
胃カメラは3年前の人間ドックでも受診しており、「とても綺麗な胃です」(その時は別料金5,000円を支払ったので、今思うともったいないですが…)と太鼓判を押されていました。また、その時の検査は全然苦しくなかったので、今回の検査も、安心して臨むことができました。
3年ぶりの胃カメラ検査:苦痛は「全く」なかった
6月の土曜日。予約をしたクリニックにて検査。前日から全く緊張感はありませんでした。検査当日は朝食を抜いて来院。問診の後、まずは前立腺がんの検査のため採血。11時ごろから胃カメラ検査。少し麻酔をして気づいたら検査は終わっていました。12:00ごろ帰宅。
今の胃カメラ検査は、本当に楽です。しかし、この『楽だった』検査こそが、人生を変えるかもしれない重大な発見のきっかけとなりました
昔のイメージで胃カメラは苦しいと感じている人がいるのならば、ぜひその情報は忘れて受診して、現在の胃カメラ検査を体験して欲しいです。

胃カメラ検査イメージ 麻酔もするし苦しく感じる事はありませんでた。
気になる検査費用はすべて無料
気になる費用は、この日の「前立腺がん検査」「胃カメラ検査」ともに無料でした。人間ドックを受けなくても、市が検査費用を負担してくれるのは本当にありがたいです。
私が受診したクリニックでは、検査結果(画像)をダブルチェックして慎重に検査を行うため、結果は2ヶ月後になる旨を伝えられました。そのため、改めて結果を聞くための予約をしてほしいと言われました。
その時は「何でそんなに時間かかるんだよ」と正直思いましたが、今になって考えてみれば、慎重に検査してもらった結果が「稀少がん」の疑いを発見できたのですから、本当に良かったと思います。
2ヶ月後の衝撃:「十二指腸に異変」で大学病院へ
2ヶ月後の8月下旬、自信満々で検査結果を聞きに行きました。
先生曰く、「胃は非常に綺麗ですし、ピロリ菌の心配もありません。」
「でも十二指腸に異変があるようなので念のため、大学病院を紹介しますね。」
私はさすがに少し驚きましたが、その時はまだ、「念のための検査だから、どうせ大丈夫だろう」と高を括って安心してしまいました。前立腺がんの結果も異常なし。
紹介状をもらって病院へ。久しぶりに紹介状を見ましたが、封筒には宛名がありませんでした。もちろん、中身は見ていません。

まさかの指摘で驚きましたが、まだ安心してました。
早期発見につながった自治体がん検査の重要性
紹介状の費用を心配しましたが、紹介状の発行料金もこちらも無料でした。さすが自治体がん検査、お得です。
国民の健康を守るための素晴らしい取り組みだと感じます。もっと早くから活用しておけば良かった、というのが正直な感想です。積極的に活用することで早期発見につながり、医療費も抑制されるので良いことだと思います。
そして、帰宅後、大学病院の予約手続きを進めることにしました。
次回に続く