【十二指腸の異常】大学病院での精密検査初日:待ち時間、医師の説明、そしてCT検査の費用
前回、2025年6月無料がん検診での最初の発見<希少がん>の続きです。
本記事では、市の無料がん検診で十二指腸に異常が認められ、すぐに大学病院での精密検査が必要となった初日の様子をレポートします。予約の困難を乗り越え、予約なしで大学病院へ向かった際のリアルな待ち時間、採血、造影剤CT検査、そして実際にかかった費用を詳しく公開します。
困難な大学病院の予約
市の無料がん検診の胃カメラ検査で十二指腸に異常が認められたため、すぐに大学病院での精密検査が必要という診断結果を受けました。
しかし、私の通うことになった大学病院の初診受付時間は午前中のみです。そして診療が充実(先生が多数在籍)しているのは月曜日から金曜日。
覚悟はしていたけど、会社は午前休が必須のようです。
都度、都合のつく9月上旬の平日を候補日として入力し、返信を待っていました。しかし、結局折り返しの連絡が来たのは、予約可能なのは10月上旬の日程でした。
この時点で、私はがんの進行を恐れ、しかたなく予約無しで病院に向かうことにしました。
大学病院のリアルな待ち時間
8:30に病院へ向かうと、すでに多くの人で混雑していました。もっと早く来ればよかったと後悔しました。
正直、午前休では済まない雰囲気があったため、会社には連絡を入れ、午前休から終日休みに切り替えることができたのは、融通の効く職場でよかったと心から思いました。
当日の流れは以下の通りです。
• 8:30:病院に到着
• 10:00ごろ:受付を済ませ、採血室に案内される
• 11:15:採血の結果を待ち、やっと医師の診察(面談)が始まる
採血でもしっかり待たされ、結果待ちとなりました。

十二指腸の異常と、さらなる検査の経緯(医師の説明)
医師に診断書を渡し、病状の説明を受けました。
まず、前回指摘された十二指腸の異常について、医師からは「内視鏡超音波検査(EUS)」などの精密検査が必要であるとの説明を受けました。生検(組織の一部を採取)をして組織の異常を調べる必要があるそうです。
そして、今回の血液検査の結果、**腫瘍マーカー(がんのマーカー)**もわずかに異常値を示していることがわかりました。
CA19-9 37.3
(補足:CA19-9は、膵臓がんや胆道がんなどの消化器系がんの診断補助や治療経過の観察に用いられる腫瘍マーカーです。37.0までが正常の範囲)
医師の説明では、この数値は極端に高いわけではないものの、十二指腸の異常と合わせて全身の状態を詳しく調べる必要があるため、造影剤CT検査も追加で行うことになりました。
会社には正直に、午後からCT検査の予定が入ったことを伝え、終日休みに切り替えました。
検査のハイライト:初めての造影剤CT検査とリアルな費用公開
15:00に消化器内科の受付に向かい、CT検査室へ。
CT検査室では、造影剤の点滴ルートを確保されます。点滴を刺され、そのまま点滴をガラガラと移動してCT検査室へ入りました。
造影剤が注入されると、体は一瞬熱くなりますが、横になっているだけですぐに終了しました。
着替えを済ませ、いよいよ会計へ向かいました。

気になる価格は、3割負担で12,310円でした。
造影剤CT検査と血液検査を同時に行ったため、やはり高額になりました。
仮に、紹介状なしで大学病院を訪れると、この金額に加えて選定医療費が9,900円かかるそうです。
(選定医療費は、200床以上の病院で紹介状なしで初診を受けた際に、義務付けられている費用です。)
とにかく、会社を休むことになってしまいましたが、これで一歩前進です。次の診察は2週間後。いよいよ超音波付胃カメラ検査です。