昨今円安で注目されているのがFX。
初心者でも安全に取り組めやすいようにFXを説明します。
資産運用である「FX」についてどんな取引なのか?を紹介したいと思います。
為替の円安、円高とは
日々のニュースで「1ドル105円20銭から30銭で推移しています。」と耳にするように
為替相場は日々変動しています。この為替変動を利用して取引するのがFXです。
そこで、日本人に馴染みが深い「ドルと円」の関係を例にします。
例えば10,000ドルの高級時計を買う場合を想定します。
1 1ドル100円の場合
10,000ドル×100円で1,000,000円の日本円が必要です。
2 1ドル101円になった場合
10,000ドル×101円で1,010,000円の日本円が必要です。
先ほどより円が多く必要になりました。すなわち円が弱くなっています。
よって、円安、ドル高になったと言います。
3 1ドル99円になった場合
10,000ドル×99円で990,000円の日本円が必要です。
先ほどより円が少なくて済みました。すなわち円が強くなっています。
よって、円高、ドル安になったと言います。
為替の変動を取引する
先ほどの例のように為替の変動によって同じ$を調達するのにも必要な日本円は変わってきます。
すなわち米ドルが安い時に買って高い時に売ると儲かるのです。
上記のように1ドル99円の時に10,000ドル買うと990,000円必要です。
そして1ドル101円の時に10,000ドル売ると1,010,000円、日本円が戻ってきます。
よって、差し引き20,000円の儲けです。
このように為替の変動を利用してトレードする事をFXと言います。
少額資金で取引できる、レバレッジとは
20,000円の儲け出すのに元本1,000,000円も用意できないよ。
FXに人気がある理由はレバレッジが掛けられる事です。
1,000,000円運用する場合でも最大25倍のレバレッジが掛けられるので25分の1である40,000円を証拠金として預けると取引できます。
この少ない金額で大きな金額を取引できる事をレバレッジ効果といいます。
スプレッドとは
FXでトレードしようとすると、上記のように2つの価格が掲示されます。
買値106.176をAsk(アスク) 買う場合106.176で買えます。
売値106.174をBid(ビット) 売る場合106.174で売れます。
といい、このアスクとビットの差をスプレッドといいます。(この場合スプレッド0.002)
このスプレッドが投資家にとってはコストになり、FX会社の利益になります。
上記の場合10,000通貨で200円が取引コストです。
ロングとショート
ロングとは買(Ask)から入るトレードです。
1万通貨で106.176で買う場合、
107.176で売れれば10,000円の利益です。(差額1円×10000通貨)
105.176で売れば-10,000円の損失です。(差額-1円×10000通貨)
ショートとは売(Bit)から入るトレードです。
1万通貨で106.174で売る場合、
105.174で売れれば10,000円の利益です。(差額1円×10000通貨)
107.174で売れば-10,000円の損失です。(差額-1円×10000通貨)
スワップ金利とは
日本の政策金利は長期間0又は-付近で推移していますが、世界を見渡すと新興国を中心に政策金利金利5%とか、驚く高金利の国々があります。メキシコ5%、トルコ8%とか。
そのような通貨間の金利差から生じる損益をスワップ金利といいます。
現在高金利で人気のあるメキシコペソは政策金利5%です。
対して日本の金利は0%。
よって、現在の約4.7円のレートで計算すると
4.5円×1万×5%÷356日=約6円
1万通貨保有すると約6円毎日もらえます。
逆に1万通貨売りで保有すると約6円毎日支払います。
但しスワップ狙いは危険です!!
スワップ狙いでロングで高金利通貨を所有していると、先日のコロナショックのような危機があると、上記のチャートのように下落しやすいです。。せっかくスワップポイントを貯めても、通貨が下落してしまったら、為替での損失が大きくてトータルマイナスになってしまいます。
あくまでもスワップ金利はおまけと考えた方がいいかもしれません。
相場の未来を予想するゲーム
このようにFXとは、将来の為替が、円高になるか円安になるか予想するゲームです。
為替相場が動く理由には、金利差の他、要人発言、株価の下落等様々な要因があり、将来の値動きは予測ができません。
こちらの口座では口座開設キャンペーンでキャッシュバックがあります。こちらでお金をもらいそのお金でトレードに慣れるのも手ですね。
株価は企業の成長と共に右肩上がりに推移する傾向がありますが、為替はあくまでも二国間の相対取引なので一定の範囲で推移する事が多いです。(仮に一時的に円高、円安になっても長期的には元のレートに戻ってくる)
そのような特徴もあるので、私は為替の変動を極力予想しないFX、 「トラリピを利用したくるくるワイド」をお勧めしています。別記事「時間を資産に変える。トラリピとは」で詳しく書いていますが、FXの基本が理解できたら予想しないFXをお勧めします。
トラリピも興味があるけど、そもそも
資産運用でよく聞く「FX」て何かな?
大損したり危ないイメージがあるけど大丈夫なの?